繁忙期・閑散期について

よくご質問をいただくことに回答する、QandAコーナー。

今回は、イケガミ帽子工房の繁忙期と閑散期について。

ここ数年、大変うれしいことに、非常に多くのオーダーをいただけるようになっています。

生産キャパの増長に努めていますが、オーダーに追い付かず、新規でのオーダーの受け入れが難しくなっている状況です。

特に、繁忙期に問い合わせをいただくと対応が難しいケースが多く、お断りせざるを得ないケースが増えてきています。

逆に、比較的時間に余裕のある時期であれば、新しいことにチャレンジするという意味でも、積極的に受注しようというマインドになっていることが多いかと思います。

今回の記事を参考にしていただき、閑散期にご相談いただくなどの対応をいただけると大変助かります。

では、イケガミ帽子工房の具体的な繁忙期と閑散期を見ていきます。

具体的な繁忙期と閑散期

イケガミ帽子工房の繁忙期・閑散期のスケジュールはこんな感じです。

縦軸は忙しさの指標で、10段階評価で10が最も忙しい時期になります。
横軸は、年間のスケジュールになります。

イケガミ帽子工房は、一般的なメーカーや商社さんからのオーダーだけでなく、
ショップ様からのオーダー、個人様のオーダーなど顧客層が幅広いため、比較的繁忙期と閑散期の差が緩やかかなと思います。

それでも、年間を通すとある程度の需要の波が存在します。

具体的な期間を絞って、詳細を見ていきます。

1−4月

1〜4月は、最も忙しい時期になります。
おそらく帽子の工場さんなら、どこも大忙しの時期になるかと思います。
一般的に帽子は夏場に売れるケースが多いため、サマーシーズン(5月~7月)に向けて、工場がフル稼働することになります。

特に、2月末、4月末(ゴールデンウィークまで)が納期となるケースが非常に多いです。

この時期に新規のオーダーのご相談をお受けするのは、なかなか難しいケースが多いかなと思います。

5−8月(お盆前)

ゴールデンウィークが明けると、比較的余裕ができることが多いですが、ショップさんの売れ行きが良い場合など追加発注の対応に追われるケースもあります。

また、5月~6月前半は秋冬物のサンプルの依頼が多くなる時期でもあります。
サンプル依頼は、量産時のキャパをある程度見越してお受けする形になりますので、
ある程度大きめのロットが見込まれるオーダーのサンプル依頼をお受けした際などは、新規のサンプルをお断りさせていただくケースが増加します。

6月から徐々にサンプルの数量が確定していきます。早ければ6月中頃から秋冬物の量産の作業に入ります。
この辺りのオーダーはお盆前までということが多くなり、それにともなって忙しくなっていきます。

作業は資材到着順に進めていきますので、早めに資材の投入をいただけると対応も早くなるかと思います。

8月後半〜12月

お盆明けからは、また少し余裕ができる時期になるかと思います。


秋は比較的オーダーが落ち着く時期になりますが、過去の事例を確認すると、10月末納期のオーダーは比較的膨らむケースがあります。
この時期に新規の取り組みや改善活動などを積極的に行う時期になります。

11月は、1年のうちでもっとも時間的に余裕が取れる時期になっています。(年によってばらつきはありますが)

11月後半から徐々に、春・夏物の量産の資材が到着してきますので、できるだけ早めに資材を投入いただけると対応が早くなります。

また、ショップさんからのクリスマスシーズンに向けてのオーダーも入ってきますので、12月からはかなり忙しい状況になります。

まとめ

今回は、イケガミ帽子工房の繁忙期・閑散期についてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?

工場の状況に合わせてオーダーをコントロールするというのは非常に難しいとは思いますが、工場の繁忙期・閑散期の状況を頭の片隅に置いていただき、
少し早めに資材を投入する、サンプルの依頼の時期はズラしてみる、などの対応をいただけるとご協力できることも増えるかと思います。(また、大変工場として助かります)

今回の記事が、参考になれば嬉しいです。

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