今回は東京都のお客様より、迷彩柄のプルオーバージャケットを使ったサファリハットへのリメイクをご依頼いただきました。
お送りいただいたのは、グリーンやブラック、グレーを基調とした特徴的な迷彩柄のジャケット。
あわせて、お客様がお手持ちのサファリハットもサンプルとしてお預かりしました。

既存の型をベースに、お手持ちのサンプルへ近づけて製作
帽子の形は、池上帽子工房の「140:サファリハット」をベースにしています。
今回は完全に同じ形を複製するのではなく、工房の既存型をベースにしながら、お預かりしたサンプルの雰囲気や仕様へできる限り近づける形で製作しました。
例えば、通常仕様から変更してブリム(ツバ)の端にはパイピングを施しています。
また、サンプルについていた顎紐はそのまま流用。サイドにはご希望に合わせてハトメを取り付けました。
こうした細かな仕様を取り入れながら、元のサンプルのイメージに近づけています。
1着のジャケットから、大きなパーツをどう取るか
今回の製作でもう一つ難しかったのが、限られた生地の中での裁断です。
サファリハットは、クラウンだけでなく周囲を一周するブリムなど、一つひとつのパーツが比較的大きな帽子です。
通常の生地から製作する場合と違い、今回はすでに縫製されたジャケット1着が材料。縫い目やファスナーなどを避けながら、必要なパーツをすべて取らなければなりません。
さらに今回の生地は存在感のある迷彩柄です。
完成したときの柄の見え方も考えながら裁断し、限られた材料をできるだけ有効に使って製作しました。
仕上がった帽子は、クラウン、腰部分、ブリムそれぞれに異なる迷彩の表情が現れています。元のジャケットが持っていた雰囲気を残しつつ、サファリハットとして新しい形に生まれ変わりました。

お客様からのご感想
「納品後には、うれしいご感想もいただきました。
サイズもピッタリ。最高です!!
サバゲー用にお願いしましたが釣りでも使って行きたいと思います!!
本当にありがとうございました。」
当初はサバイバルゲームでの使用を目的にご依頼いただきましたが、釣りなどのアウトドアでも使っていただけるとのこと。
実際に使いたい用途があり、それに合わせて形や仕様を調整できるのもオーダーメイドならではだと思います。
洋服のリメイクや、お手持ちの帽子を参考にした製作も
帽子工房では、生地からのオーダーメイドだけでなく、お手持ちの洋服や着物などを利用した帽子へのリメイクも承っています。
また今回のように、お気に入りの帽子をサンプルとしてお預かりし、工房の既存型をベースにしながら、形や仕様をできる限り近づけて製作することも可能です。
ただし、元の帽子とまったく同じものを複製するものではありません。またリメイクについても、衣類の大きさや状態、製作する帽子の形によって必要な生地量が異なるため、対応できない場合があります。
「お気に入りの洋服を帽子として残したい」
「使い慣れた帽子に近い形で作ってほしい」
といったご希望がありましたら、まずはお気軽にご相談ください。