※この記事は、以前イケガミ帽子工房ブログに掲載していた「帽子サイズの測り方」ページを、内容を整理・補足したリライト版です。
ページ整理の都合で一度非公開となっていましたが、お問い合わせが多かったため、あらためてブログ記事として復活させました。
帽子づくり・帽子選びにおいて、
サイズ計測はすべての基本 です。
「だいたいこのくらいだと思う」
「前に測ったから同じでいい」
こうした少しの曖昧さが、
かぶり心地の違和感やサイズトラブルにつながることも少なくありません。
目次
帽子サイズ=「頭囲(とうい)」です
帽子のサイズは、
頭の周囲(頭囲)をcmで測った数値 を基準にしています。
一般的には 58cm が標準サイズとして表記されることが多いですが、
実際には 56cm / 57cm / 58cm / 59cm / 60cm… と人それぞれです。
帽子サイズの測り方(図解あり)

※下の図は、帽子サイズ(頭囲)の測り方を示したイメージです。
画像を参考にしながら、以下の手順で実際に測ってみてください。
帽子サイズの測り方【5ステップ】
STEP1|準備するもの
- メジャー(なければ細いひも+定規)
- 鏡(あると便利)
※ メジャーは 伸びないタイプ を使用してください。
STEP2|メジャーの位置を決める
額の生え際あたりで、
実際に帽子の内側にある汗止めテープ(ビン革)が当たる高さ をイメージして、
メジャーの「0(ゼロ)」を合わせます。
帽子をかぶったときに、
額まわりで直接触れている位置が目安です。
STEP3|後頭部の一番出ている部分を通す
そのままメジャーを回し、
後頭部で一番出ている(ふくらみのある)部分 を通して一周します。
この位置がズレると、
実際の着用感と大きく変わってしまいます。
STEP4|ゆとりを入れる
きつく引っ張らず、
指1〜2本分のゆとり を入れます。
- ぴったりすぎる → 長時間で疲れやすい
- ゆるすぎる → ずれやすい
「気持ちよくかぶれる余白」を意識してください。
STEP5|数値を記録する
最後にメジャーの数値を確認します。
例)
- 57.5cm
- 58.0cm
- 59.0cm
※可能であれば 2〜3回測って平均値 を取るのがおすすめです。
帽子サイズの目安(参考)
※以下はあくまで一般的な目安です。
※デザイン・深さ・素材によって、体感のフィット感は変わります。
男性用サイズ目安
| サイズ | 頭囲(cm) |
|---|---|
| S | 55〜56 |
| M(標準) | 57〜58 |
| L | 59〜60 |
女性用サイズ目安
| サイズ | 頭囲(cm) |
|---|---|
| S | 54〜55 |
| M(標準) | 56〜57 |
| L | 58〜59 |
子供用サイズ目安
| サイズ | 頭囲(cm) |
|---|---|
| S | 50〜51 |
| M | 52〜53 |
| L | 54〜55 |
※上記はあくまで目安サイズです。
帽子の深さや形、かぶり方の好みによって、同じ数値でもフィット感は変わります。
サイズで迷ったときの考え方(工房視点)
現場でよくあるご相談が、
58cmと59cm、どちらを選べばいいですか?
というものです。
基本的には、
- きついのが苦手な方 → やや大きめ
- 風で飛ぶのが心配な方 →ジャストサイズ+調整
がおすすめです。
多くの帽子には、
サイズテープやスベリ調整など、微調整できる余地 があります。
オーダー・OEMをご検討中の方へ
帽子サイズは、
- デザイン
- 素材の硬さ
- 深さ
- スベリ仕様
によって、同じ数値でも体感が変わります。
帽子のオーダーメイドやOEM生産のご相談時には、
単に「〇cmです」だけでなく、
- 普段の帽子で困っていること
- きつめ/ゆったりの好み
もあわせてお伝えいただけると、
より精度の高いご提案が可能です。
まとめ|サイズ計測は帽子づくりの入口
帽子サイズの測定は、
特別な道具や技術が必要なものではありません。
ただし、
正しい位置・正しいゆとり を意識するだけで、
かぶり心地は大きく変わります。
帽子選びの前に、
ぜひ一度あらためてサイズを測ってみてください。